投稿者238☆
いやぁ~みんながどんどんレベルアップしている気がする。。。
ジェットの交換とか普通の学生バイカーはそこまで自分でやらないからねぇ。。。(^.^)
てかあまり詳しくない人は「ジェットって何?」だと思う。。。このまま時代が進歩して電気バイクが主流になる頃には。。キャブ車なんか乗る学生がいなくなって「キャブ?何それ?」っていう学生バイカーがいっぱいいる時代が来るだろうしね。笑
たとえそうなっても結局キャブ車だろうがインジェクションだろうが電気バイクだろうが何がよくて何が悪いとは一概に言えない。
当然自分のバイクのコンセプトみたいなものを明確にすることによって単車選びとそのイジリ方は人それぞれ変わってくる!!
大事なのは「自分はどんなバイクに乗りたいか」はっきりさせることじゃないかな!?
俺は誰ともかぶりたくないし、オンリーワンが好き。だからチョッパーに乗る。
そして何より「歴史」を感じることが大好きで、そこに人生の深みを感じる。だから自分が生まれる前の時代のものも当然選択肢に入る。一つ一つのパーツにキズや錆びがあればそれが非常にリアルに思える。
個人的には今は性能にはそれほど興味はない。むしろ「バイク」と「地球自然」と「自分」の
一体感を求める。新しいバイクにはそこが少ない。だから性能の悪い古いバイクに乗る。鼓動とか低速トルクにもパワーや男らしさを感じる。だからハーレーに乗る。
そんな風に自分なりにどんなバイクに乗りたいか考えて今のバイクになった。まぁ車とは違って大きなテーブルにすべてのパーツを並べてみることが出来そうなバイクには車より「自分のもの」という感覚になりやすいし、はっきりした自己主張の産物になり得ると思う。だから車よりもバイクが好きなんですねぇ~(^・^)♪
今日はその自分のバイクのコンセプトを「誰よりも早く走る」ことにして伝説をつくったある男の実話に基づかれた映画を紹介しようと思います。
その名も「
世界最速のインディアン」

有名な映画なのでもう見たことある人いると思いますが。。。念のために
この映画はニュージーランドの田舎に住む年金暮らしの老人 バート・マンローという人がユタ州のボンネヴィルのソルトフラットで世界最高速度を記録更新を目指すという映画です。
内容は。。もちろんタイトルから想像つくと思いますが。。彼はアメリカのボンネビルのソルトフラットで世界最高レコードを打ち立てました。はい!めでたしめでたし~。。。ではなくてその内容が凄い!!!というか彼のバイクにかける情熱に非常に感銘を受ける映画になっています。

彼は1920年頃37キュービックインチ約596ccのインディアンスカウトを購入し、1926年頃にインディアンの改造を始めたそうです。他の周りのレーサーたちは当然新しい技術を導入した新型バイクでレースに出ていたんですが。。。彼は違ったんですねぇ~バートはその旧式のインディアンを改造し続けた。。。そしてその40年以上も後にその改造し続けたバイクでワールドレコードをだすわけです。。そのとき彼は67歳。。。そしてバイクも47歳!!信じられません。映画のシーンで彼のバイクは化石だと本気で馬鹿にされていたくらいですし、そんな爺に何が出来る。誰もがせいぜい時速120キロ出ればいいところだという感じでした。がしかし見事時速310キロを超えました。まさにアンビリーバボ~
すごいでしょ??何十年も前のバイクが現在の世界最速を上回ることなんて?!バートはもう他界しましたが、たしか1000cc以下で彼の記録はいまだに破られていないそうです。まさに現代に通じる最高の技術を当時から生み出していたということです。。
このへんてこりんな形をしたバイクは、なんとすべて自分で作ったパーツから構成されています。古いスポークをマイクロゲージ代わりにし(ねじのピッチと回転速度から計算したみたい)、サイドバルブをオーバーヘッドバルブに改造したり、中でも映画のシーンでも出てきましたが、ピストンは自分の造った鋳型にフォードのピストンを溶かして流し込んで造ったものです。その他にも自作の型から起こした、フライホイール、カム、カムフォロワー、17枚プレートのクラッチ、ヘッドその他細々した部品まですべて手作りだそうです。 抵抗少なく泳ぐ魚をイメージしたといわれるボディーも手作りです。(きっとあのスピード社もバートの考えをぱくったにちがいない!!?)
でも一番僕らが注目するべきところは。。。彼がそれほど裕福ではなかったというところでしょう!!彼の作業場兼部屋

ちっちゃな掘っ立て小屋のワンルームの中にベット、旋盤、鍛造用のだるまストーブのみ、キッチンなどはなく暖房を兼ねただるまストーブで料理をした。
彼の境遇は年金生活者の老人です。。お金もありませんし、彼のガレージには高価な工作機械などありません。
あるのはスピードに対するすさまじい情熱だけです。
バートのインディアンはブレーキがありません。そして停止用のパラシュートもありません。それらをつけるスペースも無駄も一切ないからです。軽量化にもなる。まさに命掛け。映画のワンシーンで彼がが命がけでスピードに挑むのに怖くないのか?死ぬのが怖くないのか?と質問されたときの「レースでの5分間は一生を上回る」と言った一言はまさにスピードを愛する者の最高の名言でした。
結局何が言いたいかって言うと。。。「バートすげぇな!!」ってだけです。
たぶん最高に満足して天国へ逝ったんじゃないかな^m^
世界のどこかにもしこんな気合の入った学生バイカーがいるならマジで友達になりたいな~
238☆